3.加工条件の作成方法
放電加工機の加工条件は、加工する目的に応じて作成します。
「底付き加工」、「抜き加工」、「荒加工」、「仕上げ加工」などの加工する内容により、適正な加工条件は異なります。
1)「底付き加工」に適した加工条件
「底付き加工」においては、少ない本数の電極で形状を加工するため、“電極消耗率“の少ない加工条件が求められます。
“ピーク電流値”を低くするとともに、“τon (タウ オン)“を長くします。
2)「抜き加工」に適した加工条件
「抜き加工」においては、“電極消耗率”は重要ではなく“加工速度”を重視した加工条件が求められます。
“τon (タウ オン)“を短くするとともに、“ピーク電流値”を高くします。
3)「荒加工」に適した加工条件
「荒加工」においては、“加工表面あらさ”よりも “加工速度”を重視した加工条件が求められます。
“τon (タウ オン)“を長くするとともに、“ピーク電流値”を高くします。
4)「仕上げ加工」に適した加工条件
「仕上げ加工」においては、“加工速度”よりもを“加工表面あらさ”重視した加工条件が求められます。
“τon (タウ オン)“を短くするとともに、“ピーク電流値”を低くします。