3.放電加工の利用分野
放電加工は加工する速さが遅いため、他の加工方法では加工できない場合に利用されます。
主な特徴は、
・金属に複雑な形状を彫りこむことができる。
・硬い金属に形状を彫りこむことができる。
などです。
利用されているのは、特殊な分野も多いのですが、最も一般的なものは金型の製造です。
金型とは、携帯電話・テレビや自動車等に使用されるプラスチックなどの部品を大量に作るための型です。一つの金型で千から数万個のプラスチック部品が作られます。
金型の製造は世界的に見ても日本が得意の分野です。そして放電加工はその中心的な加工法となっています。