目次

Ⅰ.放電加工とは

「Ⅱ.加工条件の考え方」へ

「Ⅲ.電極の設計方法」へ

10.放電加工液 

放電加工は加工液の中でおこないます。加工液がなければ、火花による工作物の溶融部分が飛散しないため加工が進行しません。

 

形彫り放電加工機で使用する加工液は、石油系の油であり灯油に近い成分のものです。灯油を使用することも可能なのですが、火災の危険性があるため引火点を灯油のレベルである50度C程度から100度C程度に引き上げています。また最近では有害とされる芳香族系の成分を取り除いた合成油系の加工液が一般的に使用されています。

 

放電加工液は各石油メーカで販売されています。